機械試験(疲労・膨張)を利用した電池セル評価セミナー

【開催日時】2023年3月2日(木) 
【ツール】 ZOOM
【参加費】 無料

13:00~13:45

株式会社スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティング
鈴木 孝典 氏
【題目】電池と機械物性 ~電池は静的なデバイスではない~
【概要】一般に電池というデバイスは動いたりせず、静かなデバイスだと思われている。電池セル外に影響を及ぼさない事は理想ですが、実際の リチウムイオン電池は充放電に伴い、膨張収縮を繰り返すことが知られている。また、外部からの力で短絡を起こす、電池の性能が変わってくるなどの影響が出ることも知られている。電池材料の機械的評価から電池そのものの機械的測定による性能評価まで、機械物性測定を電池の 評価に適用する可能性をご紹介する。

13:50~14:10

ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社 アプリケーション課
大塚 康城
【題目】ElectroForce機械試験装置の特徴•試験モードと測定例
【概要】ElectroForce機械試験装置は疲労試験やDMA測定などの動的な試験を広範な荷重範囲で行える装置であるが、それらにとどまらず定応力試験や定歪試験でも優れた制御を実現している。本装置の特徴や、試験可能な動作モード、測定事例についてご説明する。

14:15~14:45

株式会社ダイネンマテリアル
奥井 一 氏
【題目】機械試験装置ElectroForceから導く電池材料の可能性
【概要】車載用途を始め、電池セルの体積変化は、最終製品へ影響する大きな因子である。特にリチウムイオン電池は、形状(体積)が変化する特異的なデバイスと言える。その主たる要因は負極にあることが知られている。評価方法としては、電池変位の数値化は簡単であるが、さらに 連続的にセルの変位と応力を把握できれば、外部応力変動による電池と材料劣化などを考察できると考えている。TA社ElectroForceを使用 したセル評価事例と体積膨張緩和に対する負極の可能性をご紹介します。

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